屋台 grab-joint 2004 1 30

 2月になれば、可憐な梅の花が咲く。
そして、伊豆の河津では、桜も咲く。
 さて、屋台で、食べ物を買うと、高い。
たとえば、「やきそば」は、400円が相場でしょうか。
スーパーに行けば、「やきそば」は、200円で売っています。
しかし、みんな、屋台で、「やきそば」を買う。
わざわざ、地図で、スーパーを調べて、
「やきそば」を買いに行く人はいない。
 高い価格の「やきそば」が、なぜ、売れるか。
それは、屋台の経営者が、「時」と「場所」を心得ているからです。
「時と場所」というサービスがあれば、
たとえ高くても、「やきそば」は売れると考えているのです。
コンビニエンスストアは、屋台の変形でしょうか。

 何が言いたいのかと言えば、
要するに、顧客サービスが悪い企業は、
「低価格競争」に巻き込まれるということです。
原価+顧客満足度=販売価格

こういう視点で、投資家は、企業を見る必要があります。

桜が咲く頃 cherry-blossom time

「また夢追いですか」
この時期は、花が少なく、さびしい。
もう少し待てば、梅の可憐な花が咲く。
そして桜。
桜は美しく、その美しさで、大地に春が来たことを告げる。
誰もが、いつまでも咲いていてほしいと願う。
人は、はかない美しさを、多くの人と共有したく、花見の席に集う。
されど、五分咲きで集う者もあれば、
幸いにして、満開で集う者、
散り始めてから集う者もある。
満開の席に集えなくて、落胆する者多し。
しかし、桜とは、そういうものである。
散り始めるのを見るのも美しく、
散って、その花びらが、大地を桜色に染めるのも美しい。

「四つの桜」
桜は、春が来たことを告げ知らせる。
しかし、桜には四つある。
天国の桜。
その心、天国ならば、桜は、天国に咲く桜に見える。
成功の桜。
この春の成功者は、桜は、成功の桜に見える。
子供の桜。
子供から見れば、木に花が咲いているだけである。
失意の桜。
この春に失意のなかにある者は、桜は、失意の桜に見える。
あるいは、別れの桜も、あるかもしれない。
しかし、桜は桜である。
人間がどう思うと、桜は、春を告げる仕事をしている。


株式投資とは、桜の花見でしょうか。
五分咲きの桜を買う者あり。
満開の桜を買う者あり。
散り始めてから、買う者あり。











































































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